敷地形状を考慮し共用部分を最小化した設計

駅徒歩2分の好立地

京王井之頭線「西永福」駅から徒歩２分、ショッピングストリートの途中を、横道に抜けた先に今回の敷地はありました。間取りと世帯数を考慮し、階段を建物の真ん中に置いて両側に住戸を振り分け、共用部分を小さくする方法をとりました。内部は建具を極力設けずに袖壁だけで空間を区切るようにする事で圧迫感を無くし、部屋が広く感じられるように工夫しました。また、水廻り空間を全て北側に集約する事で洋室空間をしっかりと確保する事ができました。

２トーンの外観は温かみのある淡いオレンジ色と白色で、近隣の街並みに溶け込むように考えました。壁面に付いているランタン風の照明がネームプレートを照らしながらお出迎えしてくれます。

室内は、ナチュラルな明るい茶色のフローリングを使用する事で柔らかい印象にし、建具も床に合わせて同じ色味の木目で統一する事で一体感を出しました。また、無機質な印象になりがちなユニットバスにも淡いアクセントパネルを設けることで高級感を出すとともに男女共に好まれるように配慮しました。

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ネームプレート

ランタン風の照明

外壁と合わせた厳寒ドア

最小化された共用スペース


本店営業部
元一戸建てがあった小さい敷地ながらも、近隣商業地域で整形地であったので、目一杯の敷地利用が可能で、いくつかの複数世帯のプランを提案できました。その中で、駅が近いこと、担保評価的観点から、4世帯プランに絞られました。いくつかのプランを提示する中で、最終的に、全室南向き、共用部分最小、正面エントランスから見て線対称、と外観的にも、わかりやすくシンプルで、まとまった建物になりました。ちょうどこの頃から、球切れのないLED照明設備が普及し、この建物も一部を除きほとんどLED照明になっており、「インターネット使いたい放題（100MB以上）」等の設備もあり、入居者の皆さんにも好評です。