- 杉並区成田東4丁目
- アズール南阿佐ヶ谷
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ゆとりある住居空間
こだわりのスタイリッシュなデザイン
杉並区成田東4丁目の東西方向に傾斜のある敷地です。丸ノ内線「南阿佐ヶ谷」駅がすぐ近くにあるため、一日を通して人通りが多い道に面しています。
駅へのアクセスが良い北側にエントランスを配置し、住戸の洋室は比較的人通りの少ない西側へ向けました。東側に比べて西側の方は土地が低いため、1階住戸の腰高窓は西側道路の通行人よりも高い位置にあります。また、南へ向けて窄まる土地形状に合わせ住戸の位置も段々になるように配置し、ベランダへ出ても隣室住人と鉢合わせることのないプライバシーがしっかりと守られた賃貸住宅となっています。
単身者向けの賃貸ですが、専有面積が28~30㎡と、とてもゆとりある住居空間になっています。浴室には追い炊き機能が付き、浴室換気乾燥暖房機も備わっています。十分に調理しやすい幅のある2口コンロのキッチンや、モニター付きインターホン、室内物干し、ほとんどの部屋でウォークインクローゼットも備わっているという充実した設備内容です。オートロック付きのエントランスはもちろん、4台の監視カメラや人感センサー付き照明により、セキュリティ対策にも力を入れています。
建物のデザインには「無機質」「青」という明確なコンセプトがあります。外壁は濃紺の規則的なリブ模様をベースに、コンクリート打ち放し調のグレーをアクセントとして窯業系サイディングで貼り分けました。他、細部もこの配色に準拠しています。玄関扉、キッチン面材、トイレと洋室の1面アクセント壁紙は青。他、室内のベース色の壁紙は淡い灰色です。入居希望者がひと目で気に入るような、お施主様こだわりのスタイリッシュなデザインに決まりました。
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企画設計部 |
共同住宅の共用階段の下を倉庫スペースとして活用する場合、その倉庫部分は容積率に算入する必要があります。今回の敷地は容積率の上限が100%と厳しく設定されており、これを収益の発生しない倉庫で消費してしまうのはあまり望ましくありません。そのため、必要最低限の倉庫面積を残し、他の階段下空間は壁で閉じて使用不可能な空間としました。これにより閉じた部分の面積は倉庫ではなく共用階段の一部とみなされ、容積の算定から除外できるようになります。その分、浮いた容積率を活用し住戸面積を大きくすることができました。 |